6月17日

「また、ひとつ」

長屋再生計画の「R-KN」が完成しました
早朝から写真家の堀さんが写真を撮ってくれてました
(電車に乗り遅れて、遅刻ですいませんでした。。。)
0617 06173

何故かの変形のプランに格闘したり
残す残さない。壊す壊さない。直す直さない。と
ホントに動き出してから、決断ばかりしてた現場でしたが

職人さんの腕の良さや
いつまでも、出てくる80年分のホコリに真っ黒になりながら
妥協しない姿に接しながら
ここまでよくキレイな姿になったなぁと

無造作に改築、増築された長屋を
まずは最初の姿に戻すことを考えて
色々な人に話を聞いたり
お施主さん家族に、これまでの成り行きを聞いたりして
土間だった所は、土間に
ヘッツイの部分は、ヘッツイに
(これから竈は、なんか知り合いがつくってくれるそうです)
元々は、室内にトイレなど無かったので
裏庭を挟んでトイレ小屋を新設して

天井は、取っ払って
架構を見えるように
長屋だけに、梁が隣から飛び出したり
隣に突き刺さっていたり
中に居ても、隣と一緒の建物だってことが
意識できるので、天井は取ってよかったです
その分、瓦の赤土が落ちてきて大変でしたが
それを上手く対処する方法も編み出したりして。。。

職人さんも業者さんも来る度に、こんな建物で大丈夫かって
言っては、笑って。大変だよって言っては、険しい顔でしたが
完成が近づくと、「出来たかなぁと思って」って言いながら
わざわざ見に来てくれたりして
みんな、かなり楽しかったんじゃないの?と思いつつ
ホントにいい人たちに囲まれた現場もひとつ終わりました

色々とありがとうございました

| | コメント (0) | トラックバック (0)

5月26日

「ジュウタイです」

0526_3
「R-KN」は、外壁の張替え工事が行われました
一気に建物の雰囲気が変わりました
慣れや思い込みと、新たなモノで
外壁の素材をいろいろ悩みましたが
各種それぞれ良いところや、自分の想いもあったので
悩んだ分、どれをとっても良い答えになったなぁと
結局、黒のガルバリウム鋼板になりました。。。
トタン張りも捨てがたかったなぁと
実は、裏側はトタン仕上に!
これが、なんとも言えないニブイ輝きでいい感じなんです


で、今日は、職人さんで大渋滞
かつ、玄関土間を仕上げていたので
出入りは、窓から。。。
工事は、少し遅れてしまってますが
あと少し、ここまで仕上げてくれた大工さんの仕事が
無駄にならないように、がんばって進みたいと思います

| | コメント (0) | トラックバック (0)

5月19日

「コヤ」

0519
「R-KN」も終盤戦
増築部分の水廻り小屋も形になりました
小さくても、ちゃんと建物になっていて
(基礎もあって、土台アンカーもあって)
でも
手が加わっていないような、素朴な感じと
そこら辺にあるような感じが、なんともいい感じです

05192
小屋組の謎の仕上工事も終了しました
見て行く職人さんみんな、ちょっとニヤッとするらしいです
これで、風による屋根の葺き土も、落ちて来ないでしょう。。。
お~~~なにぃ~~と思う仕上だけど。。。
ただ、仕上の白が
より梁や束を際立たせてくれて
まぁなんとも、かんともって、ニヤッとさせてくれます

あと、もうひとふんばり、がんばりましょう

| | コメント (0) | トラックバック (0)

4月30日

「意味が。。。」

0430
「R-KN」の現場は、今日は職人さんで溢れてました
その分、上から下から、前から後ろから
お~~い、ここどうする?
ここは、こうした方が良いぞって声がかかって。。。
階段を昇ったり下ったり、足場から下りたり昇ったり

壁、床の内装がほぼ完成
外壁の張替え工事も始まって。。。。
あ~~~ここまで来たなぁと
解体前から比べると
明るくなって、キレイになって
解体時のホコリマミレからすると
信じれないくらいの姿です

で、裏庭に外壁のサンプルがポロッんって置いてあって
外壁サンプルって思ってないので
見過ごしてました。。。。そう!
言葉の行き違いで、違う形状のものが。。。。
業者さんが使う言葉と、設計者が使う言葉の違い?
変更やら、調整している内に、意味の行き違いに。。。。
危なかったです
やっぱり現物をみて、確認することは大事です

現場も、あと少し
職人さんのコダワリの細部を楽しみながら
みんなでがんばります

| | コメント (0) | トラックバック (0)

4月21日

「職人技」

0421
「R-KN」も内装工事
毎日のように監督さんから元気よく
今日の工事報告と、明日の工事連絡で
とっても助かってます
ただ、ちょっと時間かかってま~~すという報告で

大工さんの腕が良いからと
細かい部分は、お任せでということだったのですが
今日の現場を見て、これは!と吃驚してしまった

現しにした丸太の梁が壁にぶつかる部分は
それなりにって思っていたけど。。。
仕上げのシナベニアを
丸太の形そのままに、切り欠いて、嵌めこんで。。。
04212
写真は、ちょうど目地部分だから
横から差し込んでるのだろうけど。。。。
目地のない部分も、こんな感じだから。。。。
見えないです。。。切り欠いた部分が見えない。。。
見えないところで、切り欠いているから。。。。
う~~~~ん。。。。唸るしかない職人技

大工のKさんも、不細工はあかんだろぉ~~と
笑いながら。。。こりゃ時間かかるでよぉと
ありがたいことです

| | コメント (0) | トラックバック (0)

4月13日

「今日まで」

春。。。。あったかい以上に暑い。。。
腕が黒いです。。。日焼けしました
この暑さも今日までらしいです

413
「R-KN」は、内装下地も今日まで
仕上する前の大掃除
Yさんと梁の上に昇って、えんやこらえんやこら
梁上を綺麗にすれば、床は汚れて
床を綺麗にすれば、1階が汚れて
ホコリは舞って、また拭き掃除
の繰り返し
腕が黒いです。。。ホコリに塗れました。。。。

でも、だんだん綺麗になっていく様と
強い陽射しに部屋が照らされていくのが
とっても気持ち良い

今日は、大工さんからチョウナについて
講義?でした
2人1組でトンタントンタンと
リズムを合わせてやるそうで
失敗すると。。。。。脛を。。。痛い。。。。


4132
で、ちょっと休憩で
タンポポが。。。。もう綿毛です
風に乗るために、にゅ~~と伸びて
微笑ましいです。。。。春なんで日本のタンポポだったかな

| | コメント (0) | トラックバック (0)

3月31日

「今年度も」

今日で3月も終了
2008年度もこれで終了
お疲れさまでした。。。色々ありがとうございました
公共的な仕事に、昨年は関わってなかったので
ここで、区切りという訳ではないけど
日中の暖かさと、春休みで遊んでいるこどもたちを
見かけると、なんだか区切りなんだなぁと
パブロフの犬のように、勝手に身体が反応します

0331
で、「R-KN」は内装下地と屋根補修に入りました
こやって、下地がつくられていって
きゅぃーんっ、スパッん!スパッん!
ブロロロロ(コンプレッサーの音だけど)って
大工さんの音が聞こえてくると
ようやく建築現場になった気がして、ワクワクしてきます

大工さんと、こっちの納まりは。。。あっちの納まりは。。。
床が下がってますけどぉ~~~。。。とかも、もちろんだし
昔つくった人も、今回の改装計画なんて思ってもみないので
こちらの意図した納まりなんて、図面が無意味気味?
開けて。。。考えて。。。話して。。。大工さんに頭をさげる。。。
の繰り返し

ただ、昔のつくりも意図してつくっているので
大工さんや職人さんに教えてもらっていくと
80年前の姿が少しづつ見えてきて
それも楽しいことの1つです

| | コメント (0) | トラックバック (0)

3月26日

「解体終了」

326
「R-KN」は、外部足場がかかりました
これで、外壁、屋根。補修できるところは
極力補修します

裏庭も今日で、すっきり!無秩序に増築された部分も
なくなって、1階に光が差し込むようになって
現場もみんなも、ここが1番暖かいねぇ~~って
寒い1日には、もってこいの場所です

今日で、本格的な解体作業は終了しました
来週からは、屋根工事と共に内部の工事にはいります
明るくなった内部に仕上げがつくられていくのが楽しみです

| | コメント (0) | トラックバック (0)

3月19日

「屋根裏」

0319
R-KNの解体は進み
内部のバラシが終わりました
2階天井を剥がせば、80年のホコリがどさっと。。。
職人さんが真っ黒になって、作業してる姿をみると
ホントに感謝の気持ちでいっぱいです

廃材を片付けてるだけの僕でも
鼻をかむと、真っ黒。。。
ホコリの中で、作業してるSさんやKさんは、もっと大変で。。。
防塵マスクも1時間しかもたないよって。。。

仕上げをバラシて躯体が現れた現場では
大工のSさんから、貴重な授業の時間で

ここの梁は、こやって組んであって
田舎にいくと、別の組み方をして、でも都会じゃ手を抜くからこうでと
重要な梁はこれで、その力が、あっちの柱にかかって
だから1階のあの柱は太くなって。。。。などなど
勉強になること満載です

これで、未確定要素は、大まかに決まったので
来週からは、新しくしていくための工事に入ります

| | コメント (0) | トラックバック (0)

3月18日

「解体」

WBC盛り上がってますね
異状に悔しい結果です
敗者復活戦で勝ちあがっていってほしいです
ほしい。じゃなくて、勝ち上がるんです

で、R-KNの解体現場へ
03181
残せるところは、残して利用する
壊してから、判断するところは判断する
ちょっと怖いけど
腕も良くて、知識もあって、先も読める
大工のSさんとKさんに相談しながら
ここは、こ~で、あそこは、あ~でと、現場で打合せ満載
監督のYさんの元気良さに、刺激が満載
そして、ホコリ満載の現場でした

天井も、建具もなくなった道路から裏庭に続く空間の
なんと気持ちいい事。。。。こんなに広かったんだっけと
心配していた、躯体の痛みも想定内で済みそうで
ちょっと安心?。。。。しとこ

で、謎の奇妙な変な空間。。。
昔のへっついの煙抜きだよって恩師のKさんに教えてもらって
(落語のネタにもなってるらしい)
その話をもとに、見れば見るほど、納得いくつくり
今は、暗くて見えないところに、建具があって
ホントは紐で引っ張ると、建具が空いて、煙が抜けていく仕掛け
もちろん今は使ってないから、建具も変な位置に納まってるけど。。。

03182
で、へっついの名残り?
既存の壁を剥がすと、煙抜きの空間みたいに、ススだらけ
昔は、ここで薪を焚いていた?。。。と思っておくと楽しいかな
今回は、竈はつくらないけど。。。
少しだけ、出来た当初の姿に、戻そうと思ってます

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧